私には好きな漫画家さんがいます。
積極的に好きだと思った方の書籍やCDは購入するほうなのですが、なぜか私が好きになる漫画家さんをはじめ、歌手などのアーティストさん、みんな解散したり打ち切りになってしまったり……ということが多いんです。
偶然というのももちろんあるんですが、実はそれ、応援の仕方が間違っていたのかも!と思うことがあったので今日はその話を。
目次
漫画家さんに聞いた、より良い応援の仕方
「ファンレターやメッセージを直接頂けるのは本当に嬉しいしありがたいこと。でも、報われる漫画家を増やすためにも、好きな漫画家へのファンレターは是非編集部に送って欲しい。」
これは私が好きな漫画家さんが以前に言っていたことです。
言われてみればそうですよね、本人に直接メッセージを送ってしまえば本人にしか伝わりませんが、編集部を通すことで、”使う作家”を決める立場にある編集部・企業にも人気や反響が伝わります。
漫画家さん以外にも応用は可能な方法
私は夫がミュージシャンなので音楽の場合はどうか聞いてみたのですが、「確かに、この曲のこの楽器の音が良かっただとか、あのフレーズが良かったっていうのがクライアントに伝われば、またあの人使おうかなって思ってもらえるかもね。」とのこと。
そんな感想を直接事務所に送る人なんてそうそういませんよね…笑
でも、業界問わずこの方法は生かせると思うので、ポジティブな感想は本人に直接より、商品を扱ってる企業に送るのが良いと思います。
他にはCDを買うことはもちろん、カラオケで歌うというのも歌手の応援になるそうですよ。
CDは1人で2枚以上買うことはほとんど無いでしょうけど、カラオケなら何度でも歌う機会がありますね。
私1人の力じゃ変わらない・・・?そんなことはありません。
これは私も思ったことなのですが、結局多数の人から支持を得られなければ意味がないのでは。
疑問を投げかけてみたところ、そんなことは無いそうです。
特に漫画家さんは、ファンレターが0か、1かだけでも印象がまったく違うのだとか。
SNSが発達した今の時代、本人にリプライを送ったり、メールを打って気持ちを伝えることは簡単ですが、「この漫画は打ち切りになってほしくない」というような作品があれば、是非心がけたい応援の仕方ですね。
SNSの拡散力も凄い
「これ面白い!」というクチコミの力はすごいと思います。
”リツイート”や”いいね!”などのボタンひとつで自分のフォロワーにあっという間に拡散される時代。
ただ面白いと思うだけではなく、SNSで発信することで、もっとたくさんの人に知ってもらえる場合があります。
最近のインターネットサイトやブログ、動画などは大抵SNSで拡散するためのボタンがついています。
気軽に好きな作品やページを広められる手段ですね。
SNSで広まることでネットニュースに取り上げられるケースも最近は多いため、気軽にできる応援の方法だと思います。
雑誌に連載を持っていないような漫画家さんだと、SNSをきっかけに有名になることもありますよね。
”はてなブックマーク”使ってますか?
私自身もブログを始めるまでまったく知らなくて、使ったことのないサービスだったのですが、この「はてなブックマーク」の拡散力もものすごいものがあります。
※はてなブックマークのページはこちら:http://b.hatena.ne.jp/
いわゆる”バズる”ブログの記事ってどうして広まるんだろうって疑問だったんですが、この「はてなブックマーク」がきっかけの場合も結構多いんですね。
コメント付きでブックマークを付けられるようなサービスなのですが、3人にブックマークされることではてなブックマーク内の「新着」ページで記事が紹介されます。
このサイトから話題の記事を拾っている人は結構多いので、より多くの人の目に触れることになります。
そこからさらにブックマークが増えると人気のブックマークとしてサイトのトップページ等で記事が紹介されます。
プロブロガーさんからすると「何を今更…」な話だと思うんですが、私はまったく知らなかったのでこれ拡散力があってほんとに凄いな~と思いました。
私は使い始めてから、面白いと思った記事は積極的に”はてブ”するようにしています。直接的な応援になりますし。
漫画家さんやイラストレーターさんなんかは特にブログを運営されている方も多いので、商業誌での実績を持っていないようなアーティストさんへは効果の出やすい応援の仕方だと思います。
最近はVALUという株のようなものも
こちらもプロブロガーさんから見たら今更な話題ですが、一般の方にはあまり広まっていないでしょう。
最近では「VALU」という個人の株式のようなものを公開できるようになりました。
仮想通貨(ビットコイン)で個人に投資ができる仕組みです。
VALUを公開している人は、購入したVALUの口数に応じて、株式優待のようなものを用意している場合がほとんどです。
ただし、現金や金券をVALUの優待とすることは禁止されています。
投資家さんであれば投資のノウハウを教えてくれたり、モデルさんであれば購入者限定のフォトをプレゼントしたり……といった特典になります。
ブロガーさんでVALUを公開している方だと、「フォロワーが○万人いるので、VALU買ってくれた方のサイトを宣伝します」なんて手法を取る方も。数の暴力ってこういうことをいうんだなぁ……。
好きな人を金銭的に応援できて特典までもらえるのはいいですよね。
ただし、株と同じく人気によってVALUの価値は上下しますので注意が必要です。
万が一投資した方が亡くなってしまった場合、VALUは無価値となりますが保護プログラムは現在のところありません。
人気がでそうなVALUを投資目的で購入するという方もいらっしゃるのかもしれませんが、最初は本人が運営してるファンクラブくらいの感覚で使ったほうが良いでしょうね。
いらなくなったら売却できるあたりがファンクラブとはちょっと違うところ。
VALUを公開されている方にしかとれない手段ですが、こんな応援の仕方もあるんだな~と思いました。
製品メーカーへのご意見も積極的に
好きなものが作者を伴うものではなく、特定の製品やキャラクターの場合も、積極的に企業に伝えたいですね。
まったく反響の無いものとあるものだと、やはり扱いが変わってくると思います。
昨年Twitterで見かけた話だとこんなものも。
キャンドゥのマスコットキャラクターのワンドゥが好きすぎてお客様相談室に商品化の要望を書いたハガキをせっせと送ってたら嬉しすぎる返信が届いた。
「どうせなにもしてくれない」って諦める前に、声を届けてみるのも一つの手かもよ。
あくまでクレームではなく要望として。 pic.twitter.com/8RM51Mihzv— ぼん (@bonjin_525) 2016年12月25日
「言ってもしょうがない…。」ではなく「言わなきゃ伝わらない!」ってことですよね。
企業に意見を伝えるのはちょっと勇気がいりますが、ポジティブな意見を貰ってうれしくない企業は無いと思います。
良いと思ったものはどんどん発信していきたいですね。