雑記

「私の親って毒親?」基準の分かりにくい毒親のあるあるエピソードを集めてみました。

このような記事を書く以上、私自身も所謂「毒親育ち」なのですが、現在は極端な被害は受けずに済む程度に安心して暮らせる状況になっています。

経緯については過去記事をご覧ください。

住民票の閲覧禁止…私が「毒親」から逃げるために行った対策自分の親はもしかしたら「毒親」なのでは…?そう気が付き親から逃げ絶縁した私が、実際に行ったことを解説します。住民基本台帳事務における支援措置についても、私が行った手順を掲載しています。...
「住民基本台帳事務における支援措置」のその後以前、両親からの接触を避けるために距離を取り、住民票の閲覧制限をかけ最終的に逃げることを選んだお話をしました。 https://coc...

さて経緯をブログに書いてきたことにより、時々「私の親も毒親なんでしょうか?」という趣旨のご相談を頂くことがあります。

子供にとって”毒”とまでになってしまう家族は確実に存在していますが、果たして本当にすべてのケースがそうでしょうか。

今回は毒親とはどのようなものかについて、私なりの考えをお話ししたいと思います。

毒親にも種類がある 良い親と混同されやすいものも

毒親、と言ってもその状況は一般的に虐待とも言われ保護対象となるケースから、民事不介入として周辺からの助けを仰げないケースまで千差万別です。

反対に考え方や発言の行き違いから毒親と勘違いされているというケースもあると思っています。

私は”毒親”と呼ばれる存在には大きく分けて5種類あると考えています。

子供を所有物化してしまう「過干渉」型

子供を自分の物やペットかのように扱い、自身の手から離れることを極端に嫌がったり、自分の思うとおりの人間に仕立て上げようとするタイプの毒親です。

自分の子供が可愛いばかりに極端に過激化している、という場合もあれば、単純に子供は親の所有物だと思い込みそれが当然だと考えている場合も有ります。

過干渉な毒親はこんなことをしてきます

  • 友人や恋人に会わせると品定めをし、交友関係に口を出してくる。親の理想から離れていた場合仲良くしないように言ってくる。結婚をしても相手を恫喝したりいびったりして引き離そうとしたり、ストレスのはけ口にする。子に対しては延々とパートナーの悪口を言う。
  • 本当かもわからないような他人のネガティブな噂を聞きつけ、子供と仲が良くても無理矢理引き離そうとする。
  • 携帯を当然のようにチェックして、時にはメールやメッセージを無断で削除したり、本人の振りをして返信する。それを悪いとも思わない。
  • 恋人や友人が行った粗相や親も普段できていないようなささやかなマナー違反に対し、「あんな人を連れてくるなんて」「友達のマナーがなっていない」などと、本人に注意するのではなく何故か自分の子供を叱る。
  • 中高生になっても門限が極端に早く、放課後に外に出られる時間が一切無い。
  • (主に学生のうちに)子供がプレゼントを貰ってくるとそれを叱ったり勝手に品定めをする。時には取り上げたり返して来るように命じる。
  • 持ち物から着るもの、食べるものをすべて管理し親の趣味だけで所有物を決め、それ以外の物を持ったり食べると怒る。
  • 進学先やアルバイト、就職等の進路に口を出し、親の思うとおりの道を歩かせようとする。気に入らない場合、学校や職場に勝手に電話するなどして無理矢理やめさせようとする。
  • 子供が自主的に何かしようとしても「あなたには無理」と決めつけやりたいことをさせない。チャレンジ精神を意図的に潰す。
  • 進学や就職による一人暮らしや結婚による引越に極端に反対する。1度和解しても都度自分の傍に呼び戻そうとしたり、勝手に離職や離婚の手続きを取ろうとする。家から自立しても徒歩で行けるような近所に住むことしか許さない。
  • 進路や結婚、出産など人生に大きく関わることだとしても、本人の話を聞かずに自分の意見を押し通そうとする。
  • 子供の部屋、ないしは家に勝手に入るのは当たり前。無断で物を捨てたり、持って行ったり、置いてある(主に趣味の)物に文句を言う。合鍵を渡していない場合は勝手に作る。
  • 職場に頻繁に連絡を入れたり、残業や休日等の勤務状況に対してクレームを入れるなど、仕事に支障が出る程関わってこようとする。
  • 子供個人のプライバシーは存在せず、デリケートなことも含め何でもズケズケと聞いてくる。答えないとやましいことがあるのだと決めつけ問い詰めてくる。
  • メールを返さない、電話に出ないだけでヒステリーを起こす。
  • 距離を置こうとすると急に怒り出し、「親不孝だ」などと執拗に迫る。引越しをするなどして物理的に離れてもどこまでも追いかけてこようとする。

これらは考え方によっては子供の為を思って行動しているようにも見えるため、周囲からは「あなたのことを思ってやってくれてるんだよ、大事にしなよ」と言われてしまい、協力者や話を聞いてくれる相談相手が得にくく子供が1人で苦しみやすいタイプと言えるでしょう。

また、基本的に過干渉に関わることは法に訴えることはできず、「家族の問題」として当事者同士での解決が求められます。

むやみに距離を取ろうとすると過激化しストーカーのようになってしまったり、自分の近くに縛り付けるために暴力に訴え始めることもあります。

実際のところは「子供を想っている振りをしながら自分の思い通りに物事を進めたがる」のが過干渉型の親の特徴です。

もちろん、子供を想ってくれている単なる心配性の場合もあります

このケースで勘違いされやすいのは、子供のことを真に思って行動していることが裏目に出ている場合です。

勉強はしているか、就職活動は順調かなど直接目の届かない生活状況を心配したり、外出先に迎えに行きたがる、毎日メールを送ってくる。

こういった行動が続くと、思春期の方は特に「親がしつこい、これが毒親なんじゃないか」とうんざりしてしまうこともあるでしょう。

いずれにしても子供のことをまだ一人の人間として信頼しきれていない、物事を任せることができないという側面はありますが、本当に子供のことを思ってくれている場合は説得の余地があります。

特に下記の場合は過干渉と感じても優しいご両親と言えるでしょう。

  • 友人の悪いところを咎めることはあっても、それが危険につながることでなければ無理に引き離そうとはしない。
  • 進学や就職に「大丈夫?」「難しいんじゃない?」と成績等に応じて口を出すことはあっても、話を聞いてくれたり意思を尊重してくれ、必要に応じてサポートをしてくれる。
  • 一人暮らしをしているときに「元気?」「たまには帰っておいで」とこまめに連絡が来る。時々会いに来るが、子供の予定はきちんと優先する。
  • (勝手に物が捨てられていた場合で)そもそも子供の部屋が極端に汚かった。大事なものを誤って捨ててしまった場合は素直に謝罪したり補填してくれる。

ここで共通していることは自分の意見を押し通そうと勝手をしているのではなく、子供の人生に寄り添い、気遣い、意思をきちんと聞いてくれるということです。

子供がある程度の年齢に達したら自然と子離れしてくれることもありますし、「少しは自分のことを1人の人間として見て欲しい、信頼して欲しい」と自分の意思を言葉にして伝えることで行動が和らぐこともあります。

良くも悪くも子供のことを想い過ぎて子離れできていないだけなんですね。

育児放棄をしたり保護者が必要な場面で何もしない「無関心」型

過干渉とは逆にネグレクトと言われる状況になるのがこの「無関心」型です。

文字通り子供に対する関心が皆無でやるべきことをやらないため、虐げられているといっても過言ではない状況です。

子供に無関心な毒親はこんなことをしてきます

  • 家事や炊事を一切せず放置、もしくは完全に子供に押し付ける。
  • 生活資金を握っているにも関わらず、生活に必要な日用品や衣服などを買い与えない。そのせいで子供はいつも同じ格好をしていたり持ち物がボロボロ。
  • 親として子供に教えなければならない常識を教えない、しつけをしない。
  • 子供がまるでいないように振舞い無視をする。
  • 幼い子供を放置したまま外で遊びまわったり旅行に行く。その間の(他の大人に預ける等の)フォローも一切なし。
  • 保護者の協力が必要な場面で一切協力をしない、関心を示さない。
  • 必要な仕送りをしない、給食費や学費を滞納するなど、子供に対する支払いを渋る。もしくは一切払わない。
  • 子供が相談事をしたり助けを求めてもまじめに取り合わない、もしくは面倒がって話を聞かない。
  • 未成年の子供が怪我や病気になっても病院に連れて行かない。動けない状況になっても処置を行わない。
  • 誕生日や卒入学などの祝い事や学校行事への参加は一切しない、関わらない。
  • 子供からプレゼントを貰っても毎回すぐにそれを捨てたり売ったりする。

このタイプは特に子供の幼少期に見られ、子供が成人し自活できるようになるまで大変苦労を強いられます。

満足な食事を与えられなかったり、とりわけ貧乏でなくとも必要な物を買えなかったり、支払い等が滞ることで何とか保護者と連絡を取りたい学校と、子供に関することは何もしたくない両親の間で板挟みになることでしょう。

特に幼いうちに「ネグレクト」と言われる状況になれば最悪死の危険もあり、虐待の要件を満たします。

この場合は児童相談所等の行政機関に相談することもできます。通話料も無料です。

 

※画像は厚生労働省ホームページより引用

本当に無関心であれば、大人になり家を出たタイミングで関わりが自然消滅するでしょう。

昔であれば両親の協力がなければ保証人が立てられず賃貸を借りられない……なんてこともありましたが、最近では保証人を立てるのではなく保証会社を使った契約も多いのでそこまで大きな問題にはなりません。

しかし、親の内面や環境にそれ以上の問題がある場合、子供が大人になった途端に「今まで育ててやっただろう」と急に親ぶって仕送りや介護を要求されることも多いです。

その場合は後述する「搾取」型に移行したり、搾取したいがために子供を手元に置いておきたいと「過干渉」や「虐待」型の傾向が出ることもあるでしょう。

子供のころに必要なことをして貰えなかったのに、大人になってから親への奉仕を求められる理不尽さがそこにはあります。

無関心ではなく多忙だったり別の問題があるケースも

幼少期に寂しい思いをした経験のある方は、「親は自分に興味が無かったのだろう」と感じるかもしれませんが、実際のところ単純にご両親が忙しかったり生活に精一杯だったというケースもあります。

  • 多忙のために家事がやりきれず、休日のみになったり当番制にしている。お手伝いしてくれていることを都度感謝したり、謝罪してくれる。それが当然ではないという態度を示す。
  • 炊事ができない時は食事に必要なお金を置いて行ってくれたり、事前に作って子供だけでも食事の用意ができるよう整えておいてくれている。
  • 必要な外出時には親類等の近しい大人、ないしは適切な施設に子供を預けたり、留守番を頼んでいく。
  • 期限に多少遅れが生じても保護者が必要な対応を前面に立って行ってくれる。
  • 子供に無関心で学費などの滞納をしているのではなく、単純に家計が苦しい。受けられる支援制度があればきちんと調べたり、実際に支援を受けている。
  • 共働きでとにかく両親がどちらも忙しいため、単純にあまり会う時間が取れない。
  • 両親自身の知識が乏しかったり、病気や障がいを抱えていてうまく行動できていない、もしくは子育ての手段を学ぶ機会がなくやるべきことを正しく認識していない。

わざとではなくとも家庭環境に問題がある場合は周囲からのサポートも大切になってきます。

とにかくこのタイプは悪気があってもなくとも、1人では生活できない年齢の子供にしわ寄せが行きますので、困ったことがあれば信頼できる人に相談するのが一番です。

第三者の目があったほうがより適切な対応を受けられるでしょう。

子供をストレス解消のはけ口とする「虐待」型

暴行、暴言等がみられる誰が見ても明らかな犯罪となる虐待。

心にも身体にも特に深い傷を負わせるのが虐待を行う毒親です。

わかりやすい行動が伴う分表面化しやすいですし疑いようがありませんが、子供の心が支配されてしまうと自ら隠してしまうことがあるのも特徴です。

虐待を行う毒親はこんなことをしてきます

  • 日常的に殴る、蹴るなどの暴行を加えたり物を投げて怪我をさせる。
  • しつけと称して暴力で言うことをきかせようとする。
  • 思い通りにいかないことがあったときに物や家族に当たる。そのため家のあちこちや日用品が破損している。
  • 子供が怪我をしたらそれを隠そうとする。病院に行かせなかったり身体検査を拒否する。
  • (暴行の傷や痣を隠すために)夏でも長袖を着ることを強要する。
  • 子供の心理的な視野を狭くするために生活範囲を狭め、部屋に監禁し出られないようにする。学校に通わせなかったり放課後遊びに行くことを一切認めない。
  • 性的行為をする、見せる、性的な被写体として子供を扱ったり、風俗店等で働かせようとする。
  • 他の家族に暴力を振るっているところを見せて威圧する。
  • 大した理由もなく恫喝する。大きな声で威圧したり、暴言を吐く。
  • 親が何よりも偉いと主張し、子供を委縮させ従わせる。
  • (主にしつけと称して)少しの間でもいると命の危険がある場所(凍傷や低体温症の危険がある氷点下の屋外や、熱中症の危険がある炎天下の密室など)に締め出したり閉じ込める。
  • 盗みをさせるなど、犯罪行為を強要する。
  • 子供の大切なものをわざと目の前で壊したり捨てて意図的に悲しい思いをさせる。
  • 「生きている価値がない」などと子供に精神的苦痛を与えるような暴言を日常的に吐く。
  • 気に入らないことがあるとヒステリーを起こしそれを全て子供のせいにする。
  • 子供に対してつらく当たることでストレスを発散する。
  • 何か新しいことを始めようとしたり努力をしようとすると冷やかしたり、失敗を執拗に責めたりして子供の心の成長を妨げる。

どんな理由があっても親が子供に暴力を振るうのは許されることではありません。

反撃できる大人になってからであってもそれは暴行という立派な犯罪です。

暴力に勘違いは一切ありません。警察や児童相談所へ相談しましょう。

※画像は厚生労働省ホームページより引用

このタイプの毒親は身体的もしくは精神的に暴力を振るい、ストレスのはけ口にします。

子供は時に命の危険も感じたり、生きがいを失っているように感じるでしょう。

暴力が発覚した際、子供が児童とされる年齢(一般的には18歳未満、施設などの利用は22歳まで)であれば児童相談所で保護されます。

しかし、精神的な言葉の暴力だけで命にかかわるような深刻な状況でない場合や、「親子喧嘩」「家族の問題」と主張された場合は、警察ですら軽く仲裁する程度で手を引かざるを得なくなる場合もあります。

成長するにつれて暴力そのものは収まっても、子供を自分の都合の良い道具にしようと「搾取」したり、自分の思い通りにできる存在である子供への執着により「過干渉」となる場合も有ります。

暴力を振るう相手からは通常であれば距離を取ればよいのですが、親の場合、成人後に別居し引越をしたとしても、住民票を勝手に取り寄せるなど自治体の制度を悪用すれば簡単に追跡されてしまいます。

このような親から逃げて生きていくための手段として「住民基本台帳事務における支援措置」というものを受けられる対象になるのです。

その辺りの詳細は過去記事で触れています。

住民票の閲覧禁止…私が「毒親」から逃げるために行った対策自分の親はもしかしたら「毒親」なのでは…?そう気が付き親から逃げ絶縁した私が、実際に行ったことを解説します。住民基本台帳事務における支援措置についても、私が行った手順を掲載しています。...

労働力や資金源として子供を扱う「搾取」型

比較的収入が低い世帯で多くなるのがこの「搾取」型です。

子供を無償で使える労働力やお金を稼いでくる資金源としてしか見ておらず、子供の人生にとって大きな負担となったとしても、子供が持つ物や労力はすべて親の物だと思い込んでいるのがこのタイプです。

また、子に兄弟がいる場合に、兄弟の1人だけをこの「搾取」要因とし、他の兄弟は可愛がって大切に育てていたり、依存して「過干渉」に走っているというケースもあります。

搾取をする毒親はこんなことをしてきます

  • 子供へお金を使うことを極端に渋る。(特に幼少期において)必要最低限の物しか買い与えず、服がボロボロだったりおもちゃを一切持っていなかったり、下着類など衛生面を考慮しなければいけない物も含め、全てにおいて親類や兄弟のおさがりを使わされる。
  • 子供の持ち物を無断で取り上げたり、捨てたり、売却したり、人にあげたりする。他人からの頂きものでも容赦しない。
  • 自立した子供の家に勝手に侵入し、家の物や金品を盗む。子供本人の物でなくとも、結婚後の家族の物も無断で持っていこうとする。
  • 子供を労働力として扱い、家事や炊事、自宅でできる仕事などを押し付け、親はその分サボって何もしなかったり遊びに出かける。
  • 他の兄弟と極端な格差をつけて育てられる。食事や着るもの、その他与えられる物が1人だけ無かったり貧相になり、良質な物はすべて可愛がられている兄弟に与えられる。兄弟のミスはすべて背負わされ、兄弟のワガママに従わなければ叱られるといった理不尽を受ける。
  • アルバイトができる年齢になったら、もしくは年齢を偽ってまですぐに働かせ、得た給料はすべてもしくは大半を親が奪う。
  • 成人しても子供の預金通帳やキャッシュカードを親が管理するのは当たり前だという認識を持っている。残高をチェックして時には勝手にお金を引き出す、もしくは頻繁に金の無心をする。
  • 子供が財産を得ていることを知ると大半を持っていこうとする。親の物になって当たり前だと認識している。
  • 子の結婚相手も自分の労働力であるかのように扱おうとし、親の家事や炊事、介護等を押し付け無理矢理奉仕させる。
  • 子供の名義を使って親のための借金を組もうとする。教育ローンや奨学金で得たお金を親のための別の用途に使ったり、子供を銀行や消費者金融に行かせて借金を申し込ませたり、クレジットカードやキャッシングができるカードを作らせて奪う。
  • 子供を勝手に保証人とし、支払い等が滞ったときはすべて押し付ける。
  • 親の生活が苦しい時は子供も苦しむのが当然だと思っている。家を出て自活をしている場合同じ生活水準以下でないと気が済まず、子供の生活水準が高い場合は必要以上の仕送り等の支援を強要し「困ったときはお互い様」だと言い張る。
  • どんなに親に資金的余裕があっても子供に必要な仕送りをしない。
  • 子供の功績は本人の努力ではなくすべて親が育てた成果だと主張し、精神的に優位に立とうとする。

色々なケースはあるものの、「産んで育てた恩」を盾として身体的、経済的に搾取を行うのがこのタイプです。

兄弟がいて格差をつけて育てられた場合は家庭に居場所が無く感じることもあるでしょうし、兄弟への奉仕も求められることもありさらに精神的に追い詰められます。

幼少期からこの環境で育った場合、親からの刷り込みによって「親には何をされても奉仕をするのが当たり前」という考え方が根底にあるため、虐げられていることに本人が気が付かないケースも多いです。

単純に「貧しい」だけの場合も

この場合勘違いされるのは極端に家庭が貧しく子供の協力も仰がなければ暮らしていけないというケースです。

子供を虐げるつもりは一切なくとも、早いうちから働いて貰ったり、仕送りをしてもらわないと生活が行き詰ってしまうため、一見すると虐げられているように思われてしまうのです。

その場合は子供の名義で借金をするなどの犯罪行為は行わないでしょうし、精神的に優位に立とうとするための圧力はかけてこないでしょう。

貧困により満足に栄養が取れず身体を壊してしまったり、十分な教育を受けられないことで子供の将来の収入も少なくなってしまう傾向が出るなど、悪気はなくとも家庭環境による負のループを起こしかねません。

その場合は恥じたり躊躇することなく公共のサポートを受けるべきです。

複数の傾向が混ざる「混在」型

大半の毒親と呼ばれている存在は、これまで列挙してきた特徴を複数内包していることが多いです。

かなり具体的な内容を挙げてきましたが、私がここまで列挙しているのは毒親を持つ他の人から話を聞いただけではなく、そのほとんどを私自身が受けてきたからです。

最悪、上記に挙げたすべての要素を持っている親も存在するのです。

一見すると過干渉型と無関心型は相反するように思えますが、毒親の行動原理は共通して「自分が一番」であるため、「子供のことはすべて管理したい、自分の思うように口を出したいし手元に置いておきたい」のに「親としてやるべきことは放棄し、気分次第では子供を放置したり虐げる」とダブルスタンダードが平気で起こります。

親は子供を産み育てたというだけで精神面で圧倒的な優位性を持っていますので、気まぐれにどんなに矛盾したことをしても許されると錯覚してしまうのです。

結局私の親って毒親?答えは他人の意見も聞いてみるのが一番

子供は上記のような毒親の元で生まれ育っていますのでそれが普通、虐げられて当然、自分が悪い、どんな親でも感謝の気持ちを持つべき、などと思い込んでしまい、なかなか悪い状況から抜け出せなくなってしまいます。

「普通」という言葉はとても曖昧で人によっても異なるものです。

毒親もそこを突いて「これが普通だから」「どこの家もそうだから」と言うこともあるでしょう。

しかし、各個人の「普通」がどうであれ、子供は親の道具でも、ペットでも、思うようにコントロールして良い存在でも決してありません。自我を持った一人の人間です。

振り返ってみて、自分は一人の人間として扱われていたか。

親は自分の欲や気分だけのために動いてはいなかったか。

それが毒親かそうではなかったかの最大の判断基準になるでしょう。

とは言えこんなことを書いている私自身、成人しても自分が置かれている状況に気づいていませんでした。

それこそ、虐げられている状況が当たり前の状態で生きてきたから。

兄弟と格差をつけて育てられていたので気づく機会はいくらでもありそうでしたが、「お姉ちゃんだから我慢して当たり前」だと言われてきていましたし、実際私自身もそう思っていたのです。

色々なエピソードを小出しにして人に話すことで「それはおかしい」「普通じゃない」「虐待じゃない?」と教えてもらい、初めて自分が特別虐げられていたのだと気づいたのです。

ですから、どうしても自分では親に問題があるのかわからない、わかったところでどう対処したら良いかわからないという場合は、信頼できる相手を見つけて相談してみて頂くのが一番です。

未成年の方であれば児童相談所などの相談窓口も使えます。

成人の方であれば暴力を受けている場合はまず警察へ相談実績を作り、そうでなければ身体的・経済的な安全策から少しずつとっていくのが良いでしょう。